旅先で出会った安藤忠雄建築

国内旅行

小学校の通学路で田んぼに落ちたことがある田舎育ちの私、都会への憧れからか、コンクリートの無機質な建築が大好きなのですが、コンクリ打ちっ放しのデザインが特徴的な建築家と言えば安藤忠雄氏ですね。
世界的建築家であり、都内では表参道ヒルズなどを設計していますが、日本全国を旅する中で訪れた彼の建築作品を写真とともに振り返ってみようと思います。

地中美術館(香川県 直島)

アートの聖地、瀬戸内に浮かぶ直島。草間彌生氏のかぼちゃのオブジェはあまりにも有名ですが、地中美術館もここ直島にあります。建物の大半が地下に作られており、季節や天気によって異なる雰囲気が楽しめます。

写真撮影は一部のみOKです。

クロード・モネやジェームズ・タレルの作品も展示されています。アート好きなら人生で必ず一度は訪れたい場所です。

淡路夢舞台(兵庫県 淡路島)

円形フォーラムや楕円フォーラムはこれぞコンクリート打ちっ放しというようなデザイン。反射する光と影が、刻一刻と変化する芸術作品のようです。

そして、コンクリートが特徴的な安藤氏の建築ですが、彼が目指したものは実は「自然との調和」だと言われています。

1960年代、人間は経済活動のために淡路島の山を削ってしまいました。一度は、人間が壊した自然を本来の姿に戻し、様々な動物や植物と人間が共生できる空間を創造する。
それが、「淡路夢舞台」です。 ー公式HPより引用ー

階段状に100個の花壇が並ぶ「百段苑」

私が訪れたのは真夏で、深い緑がとても綺麗でした。春にはカラフルな花が咲くのかな~と想像しながら見ていました。

光の十字架が神秘的な「海の教会」

グランドニッコー淡路ホテルの中にある教会。光を取り入れたデザインが神秘的な雰囲気を引き出しています。

神殿のような「空庭」

まるで海外の神殿に来たかのような気分になれる場所。どの位置でどんな写真を撮ろうかうろうろしてしまいました(笑)

隅から隅まで安藤忠雄ワールドを堪能したい方は是非行ってみてください!

本福寺水御堂(兵庫県 淡路島)

安藤さんってお寺まで作ってるの??と思い興味をもった本福寺水御堂。地下に本堂があり、屋根が池になっている面白い構造。

本堂は朱色が映えます。

TOTOシーウィンド淡路(兵庫県 淡路島)

今回は予約が取れず泊まれませんでしたが、安藤氏の世界観に浸りながら宿泊することもできます。もともとTOTOの保養所として建てられ、現在はリゾートホテルになっているTOTOシーウィンド淡路。建築自体はもちろん、高台から見下ろす景色が絶景とのこと!

陶板名画の庭(京都府)

世界の名画と建築が融合した、屋外で鑑賞できる世界で初めての絵画庭園。

入園料がなんと100円なのが驚きです。10倍、いや100倍くらいの価値があるので、行って損はないです!!京都で寺社仏閣観光のついでに全力でオススメです!

十和田市民図書館(青森県)

室内にも木々を取り入れ、十和田の自然との調和を目指した安藤氏らしい建築です。

グレーの曇り空にグレーのコンクリートもなかなか良きです。中庭には推定樹齢百年以上の桜の木があり、春には綺麗に咲き誇るそうです。

 

最近では大阪大学に、宇宙船をイメージした楕円形の新しい感染症研究棟を建設するというニュースがあり、変わらない活躍を続ける安藤氏。
次回は彼の地元大阪の建築巡りもしてみたいと思いました。特にW OSAKAは近いうちに絶対泊まります!!

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